外国人投資家向けIRサイト

外国人投資家を意識したIR戦略の重要性

外国人の株式保有比率は、リーマンショック以降に大幅な売り越しがあったものの、現在もなお30%強と多くの投資を行っております。国内機関や個人投資家同様に、IR戦略の中でも外国人投資家を見据えた活動を検討することは非常に重要です。

投資部門別株式保有比率推移

東京証券取引所『2016年度株式分布状況調査の調査結果について』よりマジカルポケット作成

外国人投資家が日本企業のIRサイトに求めること

コンテンツの不足/探しにくさ

一般的に海外の機関投資家が見たいという情報には、「CEO Message」や「Stock Quote」、「IR Library」、「Analyst Coverage」、「FAQ」が挙げられます。
特に海外の企業では、トップメッセージやプレゼンテーションに関して、別ページを設けて、スピーチやプレゼンテーションの内容を詳細に掲載しています。
「ご挨拶」として掲載するだけでなく、オリジナルのメッセージやプレゼンテーションを通して、企業と投資家がコミュニケーションを取ろうする姿勢が求められています。

メッセージを具体的でシンプルなものにすること

日本のIRサイトではトップのメッセージ、経営のビジョンが抽象的な表現や会社の本業とかけ離れていることが多く見られます。
外国人投資家に対しては、会社の事業領域、自社の方向、強み、競争力、優位性などを具体的に、シンプルで分かりやすく伝えるべきです。
抽象的な言葉や表現を避けることは、経営者自身が自社の長所を分かっているというメッセージになり、投資家に対する説得力のあるコミュニケーションになります。

ボードメンバーの写真

文化の違いにはなりますが、日本のコーポレートサイトにおいては社長や役員の情報を文字列で一覧掲載する場合が非常に多くあります。一方、海外のコーポレートサイトでは役員のページを開くと、プロフィールと素敵な笑顔の顔写真が掲載されています。彼らは単に自分の素敵な顔写真を載せたいのではなく、企業の顔として、素敵な笑顔を見せ、信頼を得ようとしています。

IRポケットを使えば

TDnetやEDINETに情報を提出すると、自動的に情報を更新することができたり、管理画面の操作だけで、簡単にトップメッセージやグラフ、図表などを更新できます。
結果的にはIR情報の更新に関する時間短縮を生み、IR情報の質を高め、投資家に適宜に伝わる情報を届けることができます。

関連項目

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